東京都荒川区町屋 土日曜のみ開館
開館時間:(3月~10月)12:00~18:00 (11月~2月)11:00~17:00

ぬりえ美術館

トピックス

開館のお知らせ (21/03/21)

緊急事態宣言が解除されましたので、3月27日(土)から開館いたします。

開館日時は、土曜日、日曜日の12時~18時まで。最終入館は17:30です。

春の企画展「春はあけぼの」では、きいちの肉筆である絹本の童女画を展示いたします。ご来館をお待ちしています。

緊急事態宣言による臨時休館、再々延長(3/21)のお知らせ。 (21/03/06)

本日、内閣より緊急事態宣言の延長が発表されました。
それに伴い、ぬりえ美術館では3月21日(日曜)まで臨時休館を延長させて頂くことにいたしました。

解除されましたら「春の企画展」を3月27日(土)より開催する予定です。
政府より解除の案内があるまで、今しばらくお待ちくださいますようお願いいたします。

春の企画展のご案内 (21/02/27)

「春はあけぼの」~やうやう白くなりゆくやまぎわ~
蔦谷喜一が晩年に描いた童女画の絹本を展示いたします。
開催期間:3月~5月 土・日開館


第11回ぬりえコンテスト入選作品

8/3で、おかげ様で18周年

新着情報

4月の美術館ニュース(2)

きいち千夜一夜 No.27

2021年も引き継き「きいち千夜一夜」と題しまして、きいちについてご紹介してまいります。


【きいちブーム再び③】
「ザ・ギンザでのぬりえ展の話が持ち上がっても、私の手元には原画がほとんどなかったものだから困りましたよ。そのころには、なにかの記念にと、家内が茶箱二つにまとめておいたぬりえさえも、とうに処分してしまっていましたから。
でも、それでも展覧会ができたのはファンの方のおかげ。しまってあった昔のぬりえをわざわざおくってくれたんです」


その後、「きいちのぬりえ」展は東京だけでなく、盛岡、名古屋、飯田、函館など各地でも開催され、会場は連日大盛況となった。これにはだれよりも喜一本人が驚いた。病気入院中の患者が医者の許可を得て、わざわざ展覧会場へと足を運んだり、懐かしいぬりえとの再会に涙を見せる女性の姿もあった。


以後、ショップやデパートの広告を始め、女性や子供に関連の深いイベントなどの広告に、喜一の絵は良く起用されるようになる。また、懐かしい存在であると同時に、清潔感があって柔和なその風貌から、喜一本人に対するテレビ出演の依頼も増え、喜一は多くのトーク番組に出演し、ぬりえで一世を風靡したころのことを語った。

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4月の美術館ニュース(1)

四月は入園、入学、入社など新生活の始まりの月ですね。コロナ禍の中ですが、入学式を
実施する学校も現れてきました。クラスや会社の方々と少しでも早く馴染めるようになる
良いですね。

 
ぬりえのこころ -今月の一枚-
館内に入ってスグ目に留まるぬりえは、その時々の季節のものやテーマを設けて月毎に展示しています。このコーナーでは、月替わりのエントランスのぬりえから1枚を選んでご紹介します。
 
   
jp002409x-640.jpgタイトル:ウェディングドレス
作  者:きいち
年  代:昭和30年代

     
4月のエントランスは、「綺麗なはなよめさん」と題しまして花嫁さんがテーマのぬりえを展示しています。


去年からのコロナ禍で結婚式もままならない方がいらっしゃるようです。それで6月のジューンブライドより早めですが、ぬりえの中の美しい花嫁さんたちをご紹介したいと思います。

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きいちのぬりえが寄贈されました

東京都北区の杉田様より、きいちのぬりえが寄贈されました。

ぬりえの袋だけでも14袋。その中に大切にぬりえが保存されていました。

ぬりえが8枚入った袋が一番長く続いたと言われています。8枚のぬりえに袋が一枚ですから、数少ないのですが、今回一度に14種類の袋が寄贈され、しかもどれも初めて見るものばかり。大変有難いです。

本当に貴重なぬりえを寄贈していただきまして、大変ありがとうございました。

Posted: Nurie : 21年03月28日 | お知らせ

3月の美術館便り(2)

《弥 生》
P1190010-640.jpg長唄「鏡獅子」の中の御小姓の弥生が正月六日のお鏡曳きの余興に、上様の御所望で踊ることになる。
舞が最高潮に達し、弥生が獅子頭を手にすると、どこからともなく蝶が飛んできて、獅子頭は蝶を追ってひとりでに動き出す、という場面を描いた美人画。
この後、弥生は獅子の精となり、勇壮な姿を見せ、獅子の毛ぶりを見せる。
日本舞踊が好きであったきいちならではの作品である。


《桃子ちゃんのはごいた》
P1210020-640.jpg小学館発行の「わたしのきいち」の表紙につかわれた絵である。


《桃子ちゃんのおひなさま》
P1220033-640.jpg続けて、桃子ちゃんのために描いたおひなさまの絹本。


《春よこい》
P1220035-640.jpg着物に赤いちゃんちゃんこを着た幼子。春が待ち遠しくて外にでてきたのでしょうか。


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3月の美術館ニュース(2)

《きいち千夜一夜 No.26》

2021年も引き続き「きいち千夜一夜」と題しまして、きいちについてご紹介をしてまいります。


【きいちのブーム再び②】

長谷川の手元にある程度作品が集まってみると、今度はぬりえを描いている喜一本人に会ってみたくなった。今でも絵を描いていいるとすれば、喜一をアーティストとして、広告に起用することも可能に思えたからだ。しかし、山海堂や石川松声堂と言った発売元はとうにぬりえからは手をひいてしまっていて、きいちの行方はようとしてしれない。交流のあった人間を辿り、喜一の家を突き止めるまでには、かなりの時間を要した。


昭和四十七年、同僚の喜一ファンとともに長谷川が最初に喜一宅を訪ねた時、彼は埼玉県、上福岡市の小さな借家に住んでいた。表札のそばに花柳流の看板がかけられていたのが印象深かった。突然訪ねて来た長谷川たちに、喜一は"今は日本画家として肖像画などを描いている"というと、長谷川が思い描いていたイメージからはかけ離れた、老人の肖像画を見せた。ある会社からの依頼で、社長の肖像画を描いているということだった。


その時の様子を喜一はこう回想する。

「突然電話がかかってきて、これから絵を見に行っていいかってことでしたよ。訪ねてきたのは確か、女性が一人に、男性が三人くらいでしたね。女性のファンならわかりますけどね、男性が多くてね、ちょっと驚きました。それに、いい大人が私の絵を見るたびに歓声を上げるんです。なんだか不思議な気がしましてね。子供ならわかるけど、大人がなぜこんなに喜ぶんだろうって」

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